マモー、最初見たときはショックでした(苦笑)
そりゃもう、最強のインパクトでしょう。あのマモーの死ぬシーンは。
燃えながら「ふぅじぃこぉぉぉ・・・」ですよ。
いや、そもそもマモーって、どうしてコピー人形の顔、
もっとカッコよく作らなかったんだろう(殴)
あんなに美に対してこだわってたくせに・・・。
小さくてしわしわで、あの顔がいっぱい・・・。
でも悔しいくらい面白いんだよなぁ。ホント。
だってそもそも、しょっぱなからぶっ飛んでる。
ルパンが死亡。
またまたぁ、どうせ別人か、ルパンお得意のトリックかなにかなんでしょ?
とか思ってたら、間違いなく本人だ・・・ときたもんだ。
最後の最後まで先の見えない展開。
最近のTVSPにはない、シュールさとダークさと奥の深さ。
演出もまたカッコイイ。
例えば、冒頭の絞首刑シーン。
無駄なものを一切省いてるから、かえってインパクトがすごい。
ぐぐぐっと一気に画面に引き込まれちゃうんですよね。
「本体」の最後もいい。
時限爆弾の音だけが響きわたって・・・音もなく割れる。
ゆっくり、ゆっくり真っ暗な宇宙を浮遊してゆく異質な物体。
バイクで逃走するシーンも見せ方が斬新でいいよなぁ。
でもって、前も言ったけどマモーの世界の表現の仕方が面白い☆
デ・キリコの絵が出てきたりするし(笑)
私がもし映画を撮るとしたら、いっぱいいっぱい盗みたい
テクニックがこの作品にはあるんだよなぁ。
その上、テーマが抜群に面白い。
クローンですぞっ!?神になろうとした人間ですぞっ!?
これが20年以上前に作られたというのが信じられません。
私が生まれるより前に作られた作品だという事実に改めてびっくり。
あのラストの宇宙のシーン・・・是非とも劇場の大画面で見てみたかった!
あと、不二子がとっても可愛い。
最後のキスシーン、大好きだったりします。
で、シリアスに終わるのかと思いきや・・・やっぱりルパン!
ぽちっとボタンは笑いました(笑)
でもやっぱ一番は
「オレは夢ぇ盗まれたからな・・・取り返しに行かにゃあ」
この一連の会話でしょうね(笑)言うまでもなく。
君は誰かの“コピー”じゃないと言いきれるかい?
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