「次元大介の悪夢な1日」
めーこ様・作
ある日、その渋い魅力で女性達を魅了している次元大介が…
縮んだ。
「うわあああああああ!!!」
「どうした!?次元!」
ルパンが慌てて次元の部屋にはいるとそこには、THE!ミニ次元が…
「…え?」
「る、ルパン!こりゃあ一体どういう…」
「お、お前次元!?」
「何でこんな縮んでやがるんだ!?」
「あっりゃ〜。こりゃあ一体どうしたもんかねえ…」
「どうしたでござる、朝っぱらから」
五ェ門が髪の乱れを直しながら次元の部屋に入った。
「お、おぬし…次元!どおしたでござるか!?る、ルパン、これは一体…」
「さあ?全くわかんねえ」
「ど、どうなっちまってんだ!???」
「それよりお前、まず服なんとかしなきゃいけねーな」
次元の体は小学校1年生ぐらいの身長になっていて、着ていたパジャマがぶかぶかになっているのである。
「えーっと、たしか俺が昔着てた服が…あったー!」
服を着替え、とりあえず心を落ち着かせた。
「次元、なんか悪いもんでも食ったのか?」
「そんなもん食ってたらお前は今頃消滅してるだろうよ」
「あはは、それもそうだなあ」
「それにしてもおぬし、声も高いでござるなあ」
子供になってしまったのは身長だけでなく、声も少し甲高くなっていた。勿論顔に髭はない。
「うるせえな。で、ルパン、これホントどうなってんだ?」
「う〜ん…」
考える始めた頃不二子がやってきた。
「ハーイ、ルパン」
「不二子〜vv」
「あら?この小さい子は?何だか次元にそっくりねえ」
「いや、そいつな…」
「もしかして次元の隠し子!?」
「なわけあるか!」
「きゃあ!っもう!なによこの子!!」
「だからー、これが次元なの」
「…えええ!!!」
・・・・・・・・・
「ふ〜ん、朝目が覚めたらねえ…」
「そうなんだよな〜、何でなのか全くわかんねえ」
「…それにしてもココまで可愛くなるとは…」
「ほっとけ」
不二子は次元を抱きかかえ顔をジッと見つめた。
「や〜め〜ろ〜!!」
「可愛いわ〜、いつものあの仏頂面からは想像も出来ないvv」
キスをしようと顔を近づける。
「うわあああ!ルパン!なんとかしろおおお!!」
「ほんと、可愛いよなあ」
「え?」
ルパンの顔はそらもう悪人面になっていまして、今にも襲っていきそうな…
「うわわわわ!!!五ェ門!!!止めてくれええ!!」
「せ、拙者もタイプでござるよ…」
「う…うわあああああああ!!!」
「どうした!?次元!」
ルパンが慌てて次元の部屋にはいってきた。
「え!?」
「なんかあったのか?」
「え、お、俺の体は?」
「?何言ってやがる」
「…夢?」
「大丈夫か?」
「は、は、はははは、よかった、よかった…」
「変な夢でも見たのか?」
「いや、いいんだ、いいんだ…はははは」
「…それよりお前頭に何付けてんだ?」
「はあ?」
「バニーちゃんのバイトでも始めたのか?」
頭頭と指を指す。
次元は頭を触ると、何か付いていた。
「…え?」
勢いよく起きあがって洗面所に走り鏡を見ると、そこにはウサギ耳が生えた次元が…
「…うわああああああああああ!!!!」
悪夢は…まだ終わらない…
|