「君の寝顔」

poporo様・作







「くっそー、何であんなとこで失敗しちまったんだー」 


仕事が失敗した 


絶対失敗しないという自信があっただけにかなりへこむ 




今回のターゲットはある美術館にある小さな宝石 


何回かそこにある美術品を盗ってきた事があったので 
今回も軽く終わるだろうと思ってた 



・・・が、 
侵入した途端に、以前は無かったトラップが発動し 
それで大怪我を負ってしまってルパン達は、 
宝石を手に入れる事ができずにアジトに戻るはめになった 


「マジで悔しいぜ。だろう次元?」 


後ろで一緒に包帯巻いている次元を見ながらそう言った 


「・・・お前、少しでも体動かすとっ、いっ、つ・・・」 


お互い体中に包帯を巻いているが 
あまりにもその怪我がひどく、真新しい包帯には血が染み出ている 


特に次元は何か言葉を発するだけでも体が痛む程だ 


「まぁ今回は油断したオレが悪かった、今度からは気ぃつけねぇと、な・・・」 
「・・・お」 

お前だけのせいじゃねぇだろうと言おうとして 
後ろに顔を向けた次元だが、 

「・・・もう寝ちまったのか」 

ルパンは次元の背中に凭れ掛かって寝ていた 


今回の仕事で体力を使い果たしてしまったのだろうか 
包帯も中途半端に巻かれていたままだった 


「ったく、ちゃんと包帯巻いてから寝て欲しかったぜ・・・」 


次元はルパンの体に巻かれている中途半端な包帯を巻こうと 
体を動かそうとしたが、 

(・・・起こすのはちともったいないかな) 


次元がそう思ったのも無理は無い 


こんな間近で可愛い相棒の寝顔が見れたのだ 


普段は別々の部屋で寝ているので、 
まともな寝顔は見たことがない 

今、少しでも体を動かせばルパンの寝顔は 
ニ度々見れなくなりそうな気さえしてくるから 

(しょうがねぇ、オレも寝るか) 


次元もルパンの肩に顔凭れ掛けて眠った 



宝石は盗めなかったけど 
君はボクの心を盗んだね 



・・・その小悪魔ような寝顔で 



end 

















poporo様よりル次SSをいただきました。
これを読んで、ルパンの寝顔を想像した人は素直に挙手!!
コラそこ、嘘つかない!!ハイ、手を上げるっっ(爆笑)

包帯も途中で寝てしまった可愛いルパンを想像して、
幸せな気分になりましたよ〜v
でも実際、ルパンが何のウラもなく無防備に寝ている姿をさらけ出すの
は相棒の前だけなんじゃないかなぁと・・・そう思うのです。
ルパンは次元を信頼して、次元もルパンを一番信頼してるんですよね。
やっぱりこの二人っていいなぁ・・・と改めて思ってしまいました(惚)
poporoさん、ありがとうございました〜っっ!!
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