Review & Memo


新ルパン三世
110話 『激写 これが不二子だ』
 




■あらすじ■

ガッペルト長官に呼び出された銭形。聞けば、カメラを一台ルパン
に盗まれたという。理由を聞く銭形に、ボスマルク保安大臣は
「国家のため国家のため」と繰り返すばかり。
実はこのカメラは、ハイデルベルグ博士が発明した未来を映せる
ものだった。こっそり話を窺っていた不二子の目が輝いた。
さて、当のカメラはというと、ルパンではなく二人組みの男たち
が持っていた。
彼らはカメラを利用して競馬で荒稼ぎ。
不二子はヒッチハイクの娘に変装し、まんまと彼らからカメラを
戴くことに成功。
何も知らないルパンと次元は銭形に捕まり、身に覚えのない濡れ
衣を着せられていた。それどころか、銭形でさえも目を覆うような
拷問をガッペルトたちから受ける・・・。

辛うじて五右ヱ門の手により脱出できたルパンと次元は、不二子が
カメラマンになって大儲けをしているというニュースを目にする。
それに目をつけたのはガッペルト。すぐさま不二子はガッペルトに
捕まってしまった。
ところが、カメラはすでにルパンがすり替えてしまっていた。

カメラの秘密を知り、驚くルパンたち。
ガッペルトとボスマルクは国家の秘密を知られまいと、ハイデル
ベルグ博士まで消そうとする。
一方、不二子も拷問にかけるガッペルトらに疑問を感じた銭形は、
不二子を助け脱出しようとしていた。
そして格闘の末、ボスマルクがロボットであることが判明。
そのあまりの力の強さに太刀打ちできない銭形。

偶然ハイデルベルグ博士のピンチを助けたルパンは、不二子らを
助けるためガッペルトの元へ・・・。
博士からガッペルトの弱点はネズミだと聞いたルパンは、カメラと
人質の取引の場でカメラからネズミを飛び出させて敵を不意打ち
し、見事ヘリで全員脱出。
これで一件落着、めでたしめでたし。
そして、万事めでたく解決したところで、ヘリはヌーディスト島へ
と舞い降りるのだった。・・・ん?なぜヌーディスト島!?


■見どころ■ オススメの作品。この作品は作画が安定していて、どのシーンを 見てもカッコイイ。 不二子はかわいいしルパンも整っていて、しかもいろんな意味で 見所満載。ストーリーも二転三転するスピーディな展開で、何度 見ても面白い。 ちなみにとっつぁんの今回のパンツはルパンと同じ青と白の縞々。 ポイント1:貴重なシーンのてんこ盛り   「国家のため国家のため」と人権蹂躙を繰り返すボスマルクを   投げ飛ばし、不二子を救出するとっつぁんはすこぶるカッコ   イイ。しかしこれを「貴重なシーン」の筆頭に挙げられると   いうのはちょっと複雑な気分かも。   常にこういうとっつぁんであってほしい。   また、ルパン、次元、不二子の弱みが明らかになるのだが、   そのために拷問にかけられるルパンと次元がやけに色っぽい   から困ってしまう。   「明日は別の責めを考えてやる」と牢にぶち込まれるルパンと   次元。上半身はだかのルパンがセクシーでドキドキした   腐女子、ルパンにジャケットをかけてやる次元にキュンと   なった大馬鹿者は少なくない・・・と思う。   いや、変な意味じゃなくてホント(笑)   ちなみにこの回での不二子の設定は「閉所恐怖症」というもの。   122話「珍発見 ナポレオンの財宝」でも不二子は閉所   (砲身の中)で異様な怯えようを見せている。 ポイント2:3分後の次元。100年後のルパン。   「ふにっv」「ゲボッ」「あゲボ」   間の抜けたポーズに声、しかも100年後のルパンだなんて   遊んでいる(笑)   ヨボヨボといえ、しっかり100年後も生きてる(骨になって   いない)ルパンが見られてちょっと嬉しい気も。 ポイント3:何だかんだ言っても・・・   不二子を取り戻してガッペル一味に仕返し。   そしてヘリで逃げるルパンたち。   「とっつぁんはムリよ。」店員オーバーだからな、といいつつ   ちゃっかり縄梯子を出して脱出させてる辺りがイイ。   一時味方になったとはいえ相手はとっつぁん、一緒に隣の席へ   どうぞなんて言わない、だけど見捨てたりはしない。   この辺の新ルのルパンの微妙な優しさとケジメが好き。 ポイント3:とことん読めない展開   ・・・ってこれは流石に誰も読めない(苦笑)   なぜ五右ヱ門がヌーディスト島を知ってたのか。   なぜ最後の最後でヌーディスト島なんて展開になったのか。   すべてはファンサービス?次元のヌードが女性ファンへの   サービスなら、不二子のオールヌードは男性ファンへの   サービスということだろうか・・・   ヌーディスト島の葉っぱ隊なルパンたちも貴重なカット(笑)
■データ■ <放送日>  1979年11月19日放送 <スタッフ>  脚本/杉江慧子  絵コンテ/石原泰三  演出/三家本泰美  作画監督/北原健雄、児玉兼嗣 <キャスト>  池水通洋、寺島幹夫、宮下勝、巴菁子、飯塚昭三、緑川稔
■プチ用語■ 激写  サブタイトルになっている「激写」とは、カメラマン篠山紀信  が青年誌に発表していた一連のグラビアヌードのこと。  激写はこの当時の流行語でもある。 ルパンの弱点、次元の弱点  マルダ国警察の科学によって、ルパンと次元の弱点が判明。  ルパンはくすぐられることが何よりも怖いという潜在意識があり、  次元は女性恐怖症の気があるらしい。  また、不二子は閉所恐怖症。 「コッカドースルドーってんだ」  何かにつけて国家、国家と言うマルダ国の警官たちに呆れて  「オレたちはニワトリじゃねえってんだ」と次元、  「コッカドースルドーってんだ」とルパン。


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