Review & Memo


新ルパン三世
123話 『泥棒はパリで』
 




■あらすじ■

パリ郊外、ブローニュの森近くにあるルパンの豪邸では、今日も
ルパンと不二子が楽しそうにダンスを踊っていた。
それを隣の垣根から覗き見している少女が一人。
彼女の名はフランソワ。ルパンに憧れるフランソワは不二子に焼
きもちを焼いている。
自分の方がルパンに相応しいに決まっている。
そう思ったフランソワは、ルパンの次のターゲットがトルコのト
プカピ宮殿にある“アンダルシアの星”だと知って何かを企む。

さて、今日はトルコではイスラム教の安息日。
銭形ただ一人が警備に当たる中、ルパンがトプカピ宮殿へと潜入
する。軽く銭形をまいてお宝を手に入れたルパン。
ところがそれはニセモノだった。
しかも、今度はルーブル美術館に名宝“オッペンハイムのバラ”
を盗むという予告状が届く。
予告主はルパンらしいが、当の本人には全く身に覚えなし。
首を傾げるルパンの前に現れたのはフランソワ。
彼女は突然ルパンに本物の“オッペンハイムのバラ”を見せる。
驚くルパン。
実はフランソワの父親である宝石鑑定家ボネが、世界の人の目を
だますために“アンダルシアの星”と“オッペンハイムのバラ”
をすり替えてしまったというのだ。
だがボネは心臓発作で倒れ、宝石を元に戻すことができないとい
う。
そこでフランソワが父の名誉を守るため、ルパンに本物をすり替
えるよう懇願してきた。ルパンは仕方なく引き受けることに。
ルパンの予告状が届いたルーブル美術館では、銭形の指揮で厳重
な警備装置が取り付けられていた。
ガラス接触装置、煙感知装置、床感知装置、集音マイク、そして
赤外線装置と警備は万全だ。
だがそれもルパンらはフランソワのチームプレイで難なく破って
みせた。
手に入れた“アンダルシアの星”をフランソワに渡すルパン。
しかしルパンはフランソワの嘘を見抜いていた。フランソワの父
は心臓発作で倒れるどころかピンピンしていたのだ。
すっかりバレてしまったとガッカリ肩を落とすフランソワ。
でも大丈夫。懲りないフランソワはまだまだすり替えた宝石をた
くさん持っているのだ。
いつかルパンの恋人になってやるんだ、とフランソワは密かに意
気込むのだった。


■見どころ■ ポイント1:軽く破られてしまったけれど・・・   床感知機+集音マイク+煙感知装置+赤外線装置という今回   のとっつぁんの防犯対策はすごい。   これだけ徹底した警備なら、これだけで「どうやって破るか」   をテーマに1本の話ができてしまいそうなのに、実際ルパンが   悩むシーンはほとんど無し。見ていて「え!?そんなに簡単に   解答(盗む方法)を見せちゃうの!?そんなに軽く流しちゃう   の!?」なんて気分に。   アイディアだけでも目を引くのに、惜しげもなくさらっと流し   てしまうなんてすごく贅沢。 ポイント2:迷犬ルパン   この回では“ルパン”という犬(フランソワのペット)が出て   くるのだが、妙に気になるシーンが1箇所。   それはアジトでのルパンと次元、五右ヱ門、フランソワのやり   とり。「なぁルパン。おぉっ!お前呼んだんじゃないよ!」と   次元。すると自分が呼ばれたと勘違いして飛び掛かってジャレ   つくルパン(犬)   ・・・って、ちょっと待て!   直前に五右ヱ門が「ルパン」と言った時はチラッと見ただけじ   ゃなかったか!?ルパン(犬)!!   次元にナデナデしてもらって思いっきり甘えた顔してクンクン   喜ぶルパン(犬)。   こ・・・こいつ・・・確信犯なんじゃ・・・   サブタイトルは『ルパン(犬)は次元がお好き』!? ※それにしても、このルパン(犬)の表情はまるでルパンっぽくて  可愛い。もちろん「モンキー面の犬」なんて実際にいたらかなり  の珍種だと思うのだが。だって冷静に考えてみよう。  犬がサルなのだ。サル面の犬なのだ。う〜ん、間違いなく珍種。
■データ■ <放送日>  1980年2月18日放送 <スタッフ>  脚本/高階航  絵コンテ/山田勝久  演出/三家本泰美  作画監督/北原健雄、朝倉隆 <キャスト>  麻上洋子、阪脩、加藤正之、千葉順二、西村知道
■プチ用語■ ハイライト  この回のとっつぁんのタバコはハイライト。  また、とっつぁんのサインは「銭形幸一」となっている。 フランソワ  初期設定画では、髪を下ろし薄化粧をしたた大人っぽい少女と  して描かれていた。


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