Review & Memo


新ルパン三世
134話 『ルパン逮捕頂上作戦』
 




■あらすじ■

今回のルパンのターゲットは、世界中のダイヤ取引を一手に担う、
巨大なシンジケートの国際ダイヤモンド輸出機構。
というのも、不二子に四馬立てのダイヤの馬車に乗れたら結婚
してもいい、と言わたからだ。
ルパンたちはあっさり本部ビルに潜入し、大金庫の前へ・・・
ところが防犯装置がない上、大金庫の扉も開いたまま。
不審がる次元にルパンは「不二子との結婚を祝福してくれてる
のさ」と聞く耳持たず。
なんとも呆気なくダイヤを盗んだルパンたちは、ダイヤを飛行機
に乗せてスイスへ飛んだ。
ところが離陸して間もなく、五右ヱ門が不二子のいないことに
気付く。案の定、不二子の裏切りだった。
ゴールデンサファイヤの報酬に目がくらんだ不二子は、銭形に協
力していたのだ。あらかじめ銭形が取り付けていた強制誘導装置
によってルパンたちの飛行機は操られ、成す術もなくとある山の
頂に不時着。
見れば、山のふもとには途方もない数の警察官が・・・

ICPOの総力を結集し、世界中から集めてきたと威張る銭形。
そしてその銭形の指揮のもと、一斉にルパンたちの乗った飛行機
に攻撃が始まった!

戦車、迫撃砲、加農砲、機関銃、そして戦闘ヘリ。四方八方から
攻められ、これでは足も手もだない。見る見るうちにルパンの飛
行機は穴だらけになっていく。何か手はないのか。

と、山のふもとを走る列車を見てルパンが何かを閃いた。
そして適当にガラクタをかきあつめるや、巨大なクロス・ボウを
作り出した。
そして、オーストラリア鉄道を走る特急トランスサルピン号に向
けてクロス・ボウを発射!矢は列車に突き立ち、矢についていた
ワイヤーがピィンと伸びる。次の瞬間、ワイヤーに引かれたルパ
ンの飛行機が空に舞った――――。

呆気に取られる銭形を眼下に見下ろしながら無事脱出したルパン
たち。脱出成功!・・・と喜んだのも束の間。
列車はトンネルへ突入、飛行機は大破し盗んだダイヤはトンネル
の入り口に取り残されてしまうのだった。


■見どころ■ オススメの1本。 ポイント1:ボイラー点検員の変装が愛しい。   何でこのコスチュームってばこんなに似合うのだろう。   そしてここでもやっぱり出てきたバキュームカー。   バキュームカーで盗むというのはルパンでは定番になってい   るらしい。(定番といえど斬新なアイディアの一つ) ポイント2:ダイヤをヘリに積み込むルパン   こ〜こ〜が好〜き〜っ!!!!!嬉しさのあまりルパンが空中浮遊   してる、この遊び心が凄く楽しい。あのルパンの体の力の抜け   具合が好きで好きでたまらない。必見! ポイント3:とっつぁんのアイディアと行動力   この回のとっつぁんは抜け目がなくて、ルパンのライバルたる   べき姿で描かれている。   そのとっつぁんを更に上を行くルパンがイイ!!!   これぞ奇想天外!!   トンネルを使って着地するオチもいいし、宝石がこぼれても   あっけらかんと笑うルパンがいい。   実際、あの窮地を脱してとっつぁんの鼻をあかした時点でルパ   ンは満足なのだろう。   宝そのものに拘っているのではなく、それを盗む過程や脱獄の   過程を楽しんでるんだということを実感させられる大好きな回   でもある。 ポイント4:ルパンの信念   「失敗してもとっつぁんにゴメンナサイするよりはマシだわな」   このセリフがいい!!なんて粋なっ!!   どんな窮地においてもプライドを折る道だけは選ばない、ルパ   ンの誇り高き粋な姿に痺れてしまう。
■データ■ <放送日>  1980年5月5日放送 <スタッフ>  脚本/宮田雪  絵コンテ/青木悠三  演出/御厨恭輔  作画監督/北原健雄、児玉兼嗣 <キャスト>  幹本雄之、山本敏三、長堀芳夫
■プチ用語■ 「虎穴に入らずんば虎児を得ずのことわざもある。  武士道とは死ぬことと見つけたり」  警官隊の中に斬り込むことを決意した五右ヱ門のセリフ。 「相変わらずロマンチストだね、あーたも。そんな精神とは  早くオサラバしないと激動の80年代、乗り切れないよ」  上記の五右ヱ門のセリフに対するルパンのセリフ。


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