Review & Memo


新ルパン三世
136話 『ゴールドバタフライの復讐』
 




■あらすじ■

今日はルパン一家総出で次々と銀行をハシゴして銀行強盗。
盗んだ総額、実に1千万フラン。
ところが、あまりにも派手にやりすぎたため、パリ中の警官たち
が追ってきた。
そして、慌てて逃げる途中に10フラン札を1枚落としてしまっ
たルパンは大後悔。
10フランくらいいいじゃないと言う不二子。だが“10フラン
を笑うものは10フランに泣く”のだ。

かき集めた金を持ってルパンたちが向かったのは、とあるオーク
ション会場。今まさにセリにかけられているのは、世界で初めて
生け捕りにされたゴールド大アゲハだ。
ルパンは盗んできた所持金全てをはたいて落札しようと奮闘する
が、世界有数の符号F・マニアックに10フランの差で負けてし
まった。がっくり肩を落とすルパン。
こうなったらマニアックを追うまでよと、盗んだ金をあっさり
銭形に返すと、ルパンは南アフリカへ飛んだ。

どうしてそこまで一匹の蝶にこだわるのか。
不二子は事実を知るためさっそくルパンを裏切り、マニアックの
専用機に乗り込んだ。
マニアックの話では、ゴールド大アゲハは200年前に1度だけ
人の目に触れたことがあるのだという。その時、この蝶の生息地
に純度の高い金の鉱脈が発見された。
つまり、この蝶は金鉱への案内役なのだ。
ところが、そう話し終えるとマニアックは不二子を飛行機から
突き落とした!
地上へと落ちてゆく不二子。あわや!!

・・・と、そこへ不二子を追って上空から落ちてきたのは
ルパン!
何とかルパンのパラシュートで命拾いするのだった。

ようやく南アフリカのジャングルに到着した。
マニアックは金鉱探しのジャマとばかりにジャングルにミサイル
を撃ち込み、ブルドーザーで木をなぎ倒していく。
マニアック一行の最後尾に潜り込んだルパンたちは、無残な光景
に憤る。

そして、ついにゴールド大アゲハを追って金鉱のもとへ・・・
そこは花が咲き乱れ、鳥たちが唄う楽園のようなところだった。
平気で楽園を侵すマニアックたちに、蝶の大群が襲い掛かる。
が、マニアックらは火炎放射器でそれを焼き払っていく。
その時だった。「やめろ!」
見るに見かねたルパンが飛び出した。
不二子たちも攻撃に加わりとうとう立場逆転、逃げ出すマニア
ックたち。そしてマニアックたちが橋に差し掛かる。

その時だ。突然、橋が崩れ始めた。

なんと、橋は蝶が大群となって形成したニセモノの橋だったの
だ。一味は足場を失い谷底へまっさかさま・・・
楽園を荒らす侵入者への蝶の復讐だった。
「俺たちも帰ったほうがよさそうだな」
ルパンたちは美しい楽園をあとにするのだった。


■見どころ■ ポイント1:やっぱり山田さん   冒頭、金庫破りをハシゴして逃げるルパン。   「ふ〜じこはど〜こだ〜?」   このセリフでは、きちんと画に声を合わせてあることが   わかる。こういう山田さんのこだわり(遊び心)が嬉しい。 ポイント2:空中でのランデブー   ルパンと不二子の空中でのやりとりが絶妙。   はたと我に返り「ぎゃ〜〜〜っ!」と画面のこちらを振り   向いて叫ぶ姿はあまりにもユーモラス(爆)
■データ■ <放送日>  1980年5月19日放送 <スタッフ>  脚本/四十物光男  絵コンテ/山田勝久  演出/三家本泰美  作画監督/北原健雄、児玉兼嗣 <キャスト>  小林勝彦、若本紀昭、長堀芳夫、山本敏夫
■プチ用語■ 「あいててよかった」  警官に追われて、不二子が運転する車に乗り込んだルパンが  言ったセリフは「セブンイレブン」のCMから。


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